裏話 色々出てきますよ
あまり表じゃはなせないことなんかかるーく書いてこうと思ってます。
どうにもグチが半分になりそうな予感。
〜店で働く女の子だって色々あるのよ〜
今一緒に働いてる子は、「恵子ちゃん」23歳。
細い割によく食べるんだけど、ちっとも太らないので、うらやましいな。
彼女は、とにかく褒めるのがうまい。恵子ちゃんのほめまくりに会った人は
口元がほほえまずにいられません。
恵子ちゃんの悩みは、今のところ彼氏がいないこと。こういう仕事の女の子は、
だいたい彼氏がいるのは普通なんだけど、つい、最近別れてしまったんだって。
彼氏と別れると落ち込みがはげしいので、2〜3キロやせてしまうんで少し、心配。
その前の人は、さくらさん。この人は1ヶ月でやめてしまった。
背中までの長い髪を金髪に染めて、化粧もばっちりで、すごーく派手だった。
金髪は、ダンナ好みなんだって。22歳にして、すでに子供2人。
そのまた前の人は、美子さん。この人とはあわなかったなー。
私より年下なのに、すっごーくばばくさいのよ。
何でこんな人を採用したのか・・悪い人ではないんだけど、ほら、生理的に合わない人っているじゃない。
女で下品な人や小ぎれいにしてない人って、大嫌いなの。
お客さんにも不評で、1ヶ月で、クビになった。(わーい)
他にも色々な人がいたんだけど、ま、そのうちね。
嫌なお客さんについてお話ししようかな
こんなテーマで私にしゃべらせたら一日中だってしゃべり続けられそう。
今までの5年間は、「男」という生き物について、ずいぶん勉強になりました。
自分で言うのも何だけど、「男を見る目」というのは、
かなり養われてきたように思います。
(ほんとかな?)
けち
まず、やっぱり「けち」 かな。一応商売しているんだから。
例えば、お酒1杯とお通しを注文して、それだけで2時間くらいいるやつ。
(あんただよ。そこのあんた。)
一人で来られた日にゃ、ずーっと話し相手にならなきゃいけない。
(仲間と一緒なら、ある程度ほっといても、それなりに楽しんでくれるからね。)
千円さえ使わないから、私達の時給さえでやしない。
ドリンクを飲ませてくれるわけでもなく、こっちは立ちっぱなしで足は痛いし、
つまらない話を聞かされて、笑わなくっちゃいけないんだよ。
(はやくもぐちになってきたね。ごめん。)
「オレは1〜2杯飲んで、女の子と話が出来ればそれでいいんだ。」と、ヤツは言う。
あんまりけちけちしてると、帰った後に塩まかれるわよ。ホント。
すけべ
「すけべ」も嫌い。もう、始めから終わりまでそういう話しかしない人。
しゃべっている方は楽しいんだろうけど、聞かされる方はたまんないよ。
「夏子さんのその胸の間に顔をうずめて寝てみたい」なんて、何度言われたことか。
(ちなみに、私は、胸が大きく見える。らしい。)
お客さんの中には、
「こういうHな話が、一番もりあがるんだ。
だから、オレは、会話を盛り上げるためもどんどんしゃべるのさ。」
なんて言うヤツもいるんだな。
ママも私たちも裏で、嫌な顔しているの、わかってないんだよね。
えげつない言い方する人もいや。
「夏子さんのピーをピーしてピーしたり、ピーピー なんてこともいいねぇ」
あぁ、とても言えない。
えげつないのはだめよ。 気持ち悪いもん。
Hな話はさらっと、さりげなく。 よろしくー
あまのじゃく
これもいただけないねー。人の神経を(かろうじて残っている?)逆なでするやつ。
こんな人とは、会話にならないよ。
天気の話一つにしても、例えば、
「今日はいい天気で、気持ちよかったですね。」って言うと、
「オレは、雨の方が好きなんだよな。今日みたいな晴れだと気分が悪い。」
これだよ。
悪かったですね。いい天気で。って気持ちになるじゃん。こっちだって。
全てがこんな調子だと、お話にならないのよ。
こうなると、自分との戦いだね。どこまで我慢できるか。
おまけに「けち」だったりすると、もう最低。飲まなくていいから早く帰れって思う。
無口
こういう人は嫌いというよりも、困る人ですね。少なくとも私にとって。
何を話しかけても「はい」「そんなことないよ」など、
返事がこの程度だと、会話が続かなくて困っちゃう。
私は人見知りするところがあって、初対面の人と話をするのはあんまり得意じゃないから、
「そうですね。」しか返事がないと、
次になにをしゃべっていいのかわからなくなっちゃう。
お客さんに、「何かしゃべって下さいよー。」なんて言うの、変でしょ。
でも、半年に一回くらい言っちゃうけど。
二人で向かい合って、だまーっている時間が長ければ長いほど、
私の頭の中は、パニックに陥っていく・・・・・。ああ、こわ。
お店でのいろいろなお話
いろんな事があるんですよ、特に水商売。
ソロソロっと、書き足していきますね。
全く根拠が無いというわけでもなさそう
水商売っていうのは、よく縁起をかつぎます。
「するめ」を「あたりめ」って言うのは、有名だよね。
その他には、
店の女の子が妊娠してると店がヒマになるとか、
店の中でお客さんがいない時に
針仕事(縫い物や、編み物)をするとヒマになるので
絶対にしてはいけないなどなど・・・
面白いところでは、
「この服を着ているとお客さんが来ない」
「このお客さんが来ている時は店がヒマになる」
なーんてのもある。でも、そうとしか思えないケースってあるんだよね。
「こいつが来てるから、今日はヒマだよー。だめだー。」
なんて、ママは時々言うことがあるけど、
実際、そうなるんだから不思議だよ。
お客さんには何の責任もないのにママから嫌われるなんて、
あわないよね。
でも、そういうやつにかぎって、ケチなんだな。これが。
タクシー屋さんとの関係
この話はついこの間合ったことです。
お客さんが「タクシー呼んで下さい」と言ったので、電話をしました。
そうしたら、
「おたくで前に2回ほど、電話頂いたときに
車を手配したあとでキャンセルされたことがあったんですよねー。」
確かにあった。でもそれはなかなか来ない車を
待ちきれなくて、お客さんが携帯電話で違うタクシー会社に
電話しちゃったんだ。
「こちらは、メーターを倒して行きますんで、
キャンセルされると車はそのまま帰ってきてしまいますから
本来ならキャンセル料を頂きたいところです」
って言うのよー。
「じゃ、けっこうです。」
「そうですか、すみませんねー。がちゃん。」
ママが、あとから電話してたけど、
タクシー屋さんはすごーく気分悪そうだった。
てやんでぃ!たったそれだけのことで
おたくにはもう、車をだすのはごめんだってか?
運転手さん達は、この辺には珍しく
礼儀正しい親切な人たちばかりで、気に入ってたのに。
引き続きこのタクシーを利用するかどうか、
ママも迷っているみたい。
私だったらもう使わない。
でも、他はサービス悪いからなー。
かといってタクシーが来ないというのも、これまた困るんだよね。
たぬきめー
そうです、グチです。嫌いなんです。
みんなに報告してやる。
後悔すんなよ!(だれが?)
でもこのページあんまり見る人いないから
ばれないかもしれない。(だれに?)
飲んだらお金を払う。これ、世間の常識!!
さんざん飲んで食べて歌って楽しくしてたのに、
突然、
「オレは金を持ってない。だから逃げる!」
すっくと立ち上がり、脱兎のごとく走り去った奴。
今まで「つけ」してても、支払いはきちんとしてたのに
ある日突然行方不明になった
新聞配達のおやじ。(新聞の集金のお金も持ち逃げした)
「ママさん、悪いけどつけといて」といい、
自分の名前、住所、電話番号、会社、何一つ教えてくれない奴。
(教えて、教えないで、1時間。結局聞き出したけどね。)
この間のはすごかった。
あんまり「つけ」がたまったので、請求書を出したら、
怒りだした。
「そんなもんだして、オレに死ねと言いたいんだな。」
「そっちがそういう態度に出るなら、オレにも考えがある。
きっちりとけじめを付けてやるぞ」
「わかった。またオレに入ってこい(刑務所に)って言いたいんだな」
大きい声を出して、(というよりどなりつけた)
そして、ものすごい目でにらみつけた。
だってさー、自分で飲んでおいてそりゃないよ〜。
いっぺんに払うのは大変だから、2回に分けて下さいとか、
何日にはいくら支払いますとか、少しでも誠意が感じられれば
ママだって、相談に乗るよ〜。
なのに、10ヶ月近くも音沙汰無し。飲むからつけは
たまるいっぽう。しかも、
「あの店で飲んできたんだ。」
「この間はあそこの店で飲み過ぎちゃってさー」なんて言われたら
「飲めるお金が有るんなら、つけをさっさと払わんかい!」
って言いたいよね。
色々な名前
お客さんの名前について。
こういう店で本名を言いたくないっていう人が
何人かいます。
伝票に記入する名前に困ってしまうので、
私がテキトーに考えてつけるんだけど、
この伝票はお客さんに見せないことになっているので、書きたい放題。
「はげじじい」「本町のけち」とか、
「佐藤大工」(何人かいる佐藤さんのうち、大工が仕事の人)
「めがね・若作り」「不倫男」「パンチ・赤トレーナー」などなど・・・。
一番困るのは、こういう名前のイメージがついたころ、
本当の名前が解ったとき。
名前と顔が一致しないんだよねー。
ボトルに本名が書いてあったからわからなくなっちゃったとか。
偽名でもいいから、名前を名乗ってね。
気持ちはよく分かります
誰しも他人によく思われたいと考えるものです。
そのためについ言ってしまう小さな嘘は
可愛いものですが、
(私のように年を2つ3つサバ読む程度は許してね。)
やはり度が過ぎるといただけませんねぇー。
例えば、こんな事を言ったお客さんがいました。
「今度俺の主催で、集まりがあるんだけどさー
その時余興で瀬川英子ショーをすることになってるんだ。」
「瀬川英子って売れっ子だから来てもらうのに苦労したんだけど
俺もつきあい広いしさー、向こうも断りきれなかったんだろうな。」
事実はこうです。
集まりというのは農協の集会のことで
このイベントの中でコンサートが予定されていたのでした。
このお客さんは会場で鉢植えの花を売る担当を
任されていただけなのです。
おーい!話が全然ちがうじゃん!
でも、ここで深くつっこむと
お客さんが来なくなってしまうので、
ここはぐっと我慢我慢。お仕事だからね。
(そのかわり、心の中で罵倒する。ばーか!)
これは本当の話ですよ。
自分の都合のいいように物事を解釈し
あたかもそれが事実であるかのようにしゃべりまくる。
(サッチーもびっくり)
この仕事に慣れてなかった頃は
お客さんのこういったはったり話を全て鵜呑みにしていました。
世の中にはすごい人がたくさんいるモンだなー、と。
でも、今は
だいたいわかりますよ。
本当のことなのか、そうでないのか。
(確かめるすべはないけれどね)
あんまり嘘の多いお客さんには
こちらも構えてしまいます。
すべてを正直に話す必要はありませんが。
あなたも女の子に好かれたいばかりに
嘘、はったりをかましていませんか?
そんなものプロの水商売の女性には
通用しません。
心の中で笑われるだけです。
女の口説き方
その対策と傾向
一口に「女を口説く」と言っても
いろんな方法があるようですね。
はっきり言って男性は好みの女性と
Hするのが最終目的ですが、
いきなり
「ホテルへ行こう」などと言っても
「いいわ。」なんて返事が返ってくるはずがありません。
とにかくほめまくる。
可愛い顔だね、歌が上手いね、目がきれいだ、
君は僕の理想のタイプだ、などなど・・・。
あんまりしつこくほめると
バカにしているように聞こえるので
その辺の加減が難しいですね。
一方、
徹底的にほめまくるというのも
ひとつの手であることは確かです。
これは、素人さんに対してかなり有効のような気がします。
ただし、遊びなれてる人には効かないでしょう。
母性本能をくすぐる。
口説く相手が年上の場合に良いようです。
自分は女性にもてなくて寂しい
ということを強くアピールするタイプ。
「どうしてこんないい人に彼女ができないんだろう?」と
女性が思えばしめたもの。
甘え上手になりましょう。
「こんな人には彼女ができるわけないよ〜」と思われているようなら
さっさとあきらめた方がいいですね。
まずは友達から。
Hしたいなんて素振りは絶対に見せません。
「今度みんなでご飯食べよう」
「みんなでボーリングでも行かない?」
などとグループで遊ぶことを強調。
遊ぶのも昼間。しかも、健康的な遊び。
このさそいに乗ってくるなら
少なくとも嫌われてないと判断して良いでしょう。
彼女が気を許したところで
ジワジワと攻めるわけ。
上手に口説けば結婚できるかも!?
目は口ほどにものを言う。
一切ほめません。
デートにも誘いません。
でも、態度に表す人っていますね。
誕生日には必ずプレゼントをくれるとか、
旅行に行ったら必ずお土産を買ってきてくれるとか。
(私だけにではなくママにも。)
「今、お店暇なの。飲みに来てくれない?」と
電話すればすぐ来てくれるなどなど・・・。
そして、たまにこんな事を言ったりする。
「夏子さんのそんなところが好きだな〜」
そんなとこ・・・?
(たわいもないことですよ。
鶏の唐揚げを大口開けて食べてたら
こんな風に言われた。ホントです)
ただし、この方法は鈍感な女性に対して
全く効果が期待できません。
店の女の子には「この人、カモだわ。」と思われる
危険性大!
俺の気持ちを分かってくれ!
とにかくHしたい!
いつも本やビデオでがまんしているんだ。
たのむ、一回だけおれとつきあってくれないか?
なんならお金を払ってもいいぞ。
5万円くらいならいいだろうか?
(だったらソープにいけばいいのに)
Hがダメなら裸を見るだけでもいい。
・・・・ストレスもたまっているようね。
少数派
ねぇ、ちょっとこれ見て
(携帯電話を差し出す)
そこには
「コンド、デートシテクダサイ」
「夏子さんの為に歌いますね」と前置きをして
歌ったのは
世界で一番暑い夏(♪世界で一番愛してる♪)
悪魔がにくい(♪おまえが好きさ〜好きなんだ〜♪)
(私の顔を見つめながら歌うのはやめて欲しい)
そうだ、名刺をあげよう。
名刺の裏に自分の携帯電話番号を書いて、
「困ったことがあったらいつでも電話ちょうだい」
(困ってないから電話しなかった。)
僕はHが上手いんだ。
僕とつきあった女性はみんな僕の(体の)虜になるんだ。
夏子さんも一度どう?
(け、けっこうよ)
口説き口説かれる場面に生じる言葉の駆け引き。
それが楽しいと感じる人もいるくらいだから、
奥が深いのよ〜。
ほかにも色々あったけど、また今度ね。