健太郎

第6話

前回、結婚するのに困ったことがあると言っていた健太郎。
どのぐらい困ったことがあるのか聞いてやろうじゃないの。(アンタどっかのアネさん?)


核実験その後・・・

 

前回からの続きでございます。

「困ってる問題って何?」

「まず、お金がないことだな。 彼女に携帯電話買ってあげて、

 他に、ベビーカーも買ってやる約束してるんだ。」

(??話を聞きましょうね。とりあえず。)

「それから、この前、時計と、指輪とネックレスを買ったんだけど、

 3回ローンの一回目がもうすぐなんだ。24万円。」

「なに?24万ずつ3回払いってこと?計72万じゃない。すごーい、金持ちー」

「それから、新しい車も買おうと思ってるんだ。

 車でローン組みたくないから、現金で買いたいんだけど、ちょっと足りないんだよな。」

「それで?」

「それから、新居への引っ越し費用とか、子供にかかる費用とか。あー金ねぇよ。

「彼女は、別れた旦那から、養育費を月々もらってるんだけど、結婚したらもらえなくなるよな。」

「とーぜん。その分健太郎さんが仕事を頑張ればいいじゃない。」

「彼女が、もらえなくなるのが惜しいようで、『仕事しないで月に10万位稼げる方法ないかな。』 

 なんて言うんだぜ。そんなのある訳ないだろ。ちょっと考えが甘いところがあるんだよ。」(あんたもね。)

「どうしたら金がたまるだろうか?」

「そりゃ、もっと働いて稼ぐか、出費を抑えるか、どっちかしかないでしょう。」

「そうだよな〜はぁ〜」(と、深いため息。)

「他にはどんな問題があるの?」

「オレの親には、もしかしたら結婚するかもしれないって、話はしたんだ。

 彼女が18歳で、子供もいるってことも。」

「でも、どうしてもいいづらいことが・・・。彼女のさ、父親っていうのが、おれと2つしか違わないんだよ。」

「えっ?どういうこと?」(一瞬、理解できなかった)

オレは36歳。彼女の父親は38歳 ということ。」

「ふーん。じゃ、義理の親子というより、友達感覚でつきあえるからいいじゃない。

(私も訳が分からなくなってきた。意味不明なこと言ってる。)

この結婚話、無理だな。また、店と女に食われるのか?

 

今度こそ最終回かと思いきや、まだつづく