健太郎
第7話
おまけ
まだ困ったことがあるらしい。
でも、うれしい困ったことらしい。
スウィートハートと楽しい旅行(予定)
「健太郎さんといっしょに旅行に行きたいわ。
今度のゴールデンウィークで。」
「彼女が、こう言ったんだよ。オレ、これも悩みの種なんだ。」
「どうして?行けばいいじゃない。」
「今からじゃ、ホテルや旅館の予約が取れないよ。
それに、何処へ行ったらよいものか。」
「場所は、彼女に聞いてみればいいし、ホテルは・・・・
その辺のインターにあるラブホテルでいいじゃない?」
「おれもさー、実はそう思ったんだけど言えないんだよ、どうしても。
お酒飲んでも言えないんだよ。」
「なんで?だって、旅行に行きたいって言い出したのは、彼女の方でしょ?
だったら、どう考えたって、O・Kよっ!ってことじゃないの。」
「そうかなー?」(そういうものなの!)
「じゃ、普通のホテルに予約が取れたとしたら、健太郎さん、
部屋を別々に予約するつもりだったの? その方がおかしいでしょう。」
「う〜ん。でもよ、やっぱり、言えないよ〜。」
その時、私は思うところがあって、彼に質問した。
「ねえ、健太郎さん、ところでさ、彼女とは何処まで進んだの?」
「・・・キス・・・まで・・」
(やっぱりー!こいつ、4ヶ月もつきあってて、キスだけかい?)
今、これを書いてるのが、ゴールデンウィーク真っ最中。
この後、どうなったのか、健太郎の口から直接聞かないとわかりません。
結果、必ず報告します。
私も楽しみです。