人生相談
「本日のご相談相手は幼児教育研究の大原夏子さん、
パーソナリティーは加藤T造さんでした」
なおご相談は二十四時間、メールで受け付けております。
チリリリリン チリリ・・・ガチャッ!「はい、テレフォン人生相談です」byニッポン放送
※なお、プライバシー保護のため名前と音声を変えてあります
私、このまましゃぶられちゃうの?
〈一本のメールから・・・〉
件名 ”なっちゃんの人生相談係 御中”
少佐(仮名)です。
HP再開おめでとうございます。
確か再開時には、なっちゃんの写真が公開されると書いてあった気がするのですが・・・。
この間の話の続きです。話は恐ろしい事になっています。
もしかしたら、死ぬまでしゃぶられるかも知れません。
ある日、例のXXXちゃんのママさんから携帯に電話がかかって来ました。
運良くその時は携帯を手元に置いていなかった為、携帯の留守録に入っていました。
「少佐さん、あのね、お見合いの話があるんだけど、
どう? ちゃんとした家の娘さんよ。」
(ちゃんとしてない家の娘ってどんな娘だよ)
「わたし、相談されてすぐに少佐さんにしようと決めたの。詳しく話したいから電話頂戴」
う〜ん。なんだかなあ。いきなりそんな話をされてもなあ。
いったい、どういうつもりなんだろう。
保険金掛けて殺されちゃうのかなあ。
スナックXXXのママさんは○○生命の勧誘員でもあるし。
とりあえず、関わらない事にしよう。
そう決めて電話をしなかったのです。
でも悲しき人間の性。
酔った勢いで、お気に入りのXXXちゃんのいる店に飲みにいってしまいました。
すかさずXXXちゃんが席に付きます。
「お母さんがね、少佐さんをお見合いさせるつもり見たいよ」
(知ってるよ。電話があったから)
「わたしねえ、お母さんといっしょにどんな家なのか見にいっちゃった」
(え! なんであんたが見に行くの? なんだそりゃ!?)
「△△△△は、知っているわよね。その従姉妹なんだって」
(△△△△! 知っているも何も、超有名人だよそりゃ。
今は引退してしまったけど、オリンピックに何度もでているし)
「だからさあ、一回会ってみなよ」
この時は二人で店に来ていたのですが、
XXXちゃんは私の方を向きっぱなしで、一生懸命この件について話しています。
一緒に来た男はつまらなくなり、「ねえ、何の話をしているの?」
XXXちゃんはすかさず、「少佐さんと大事な話をしているから、後でね。」
ふつう、こういう状況が起これば、店長が注意するのですが、
店長も恐らくグルなので、見て見ぬふりです。
まあ、ママさんの顔を立てる為に、一度その家にお邪魔しようという事になりました。
ある日、待ち合わせをして指定の場所に行くと、
ママさんと一緒にXXXちゃんがいるではありませんか・・・?
(何であなたがここにいるの? お見合いさせたいんでしょ?)
まあ、連れられて問題の場所へ。
何と、そこは焼き鳥やではありませんか。
「相手のおとうさんがやっているお店なの」
まあいい。それは許そう。
問題の娘は何処にいる。少佐に会わせたいといゆ娘は!
どうやらここはたんなるお店で、娘はいないとの事。
ママさんが言うには、先にお父さんがどんな人か見とかないと・・・。
何で! 普通お見合いする前にお父さんに会うか!
おまけにだ、ママさんそれはひどいだろう。
時計の針が9時を回った頃、「XXX,あなたはもうお店にでなさい。働かなきゃだめ。」
XXXちゃんは追い出されます。この後の時間の退屈なこと。
60歳をとうに越したおばあちゃんとデート・・・。
トホホだよ。
よし、ここまではぎりぎり我慢しよう。
某超有名スポーツ選手の親戚だというのも店に飾ってある写真等から本当みたいだし。
♪だけど、るるる〜、る、る、る〜、るーるるー♪
何でこの店の勘定を少佐が払わなくてはいけないのだ。
帰るとき、「少佐さん、ここ立て替えて払っといてね、後で清算するからさ。」
未だに清算されていない。
これはどうなる少佐の人生。
少佐は問題の娘に会うことができるのか!
それともしゃぶり尽くされて死んでしまうのか!
少佐の明日はどっちだ!
(ちなみに、少佐はこの後もう一件ママさんに付き合って終電で帰りましたとさ)