ばか殿
第3話
新しいポケモンだって。
なんかバケモンてかんじですけど(笑)。
電気バケモン、しびれるそうです。スケベが。
「たぬき」、ゲットだぜー!
新しく入ってきた女の子
「たぬきちゃん」(ひとりごと参照)
彼女はバカとのに、バカとのはたぬきに目を付けた。
そりゃ下品でも、ばかでも、ですがなでも、男は男。
「こりゃ、頂くしかないですがな。」とばかり、
「たぬきちゃん」の話に根気よく付き合っている。
なんせ、彼女はしゃべりだしたら止まらない。
しかも、そのほとんどが身の上(下)話。
「いやぁ、よくしゃべるよなー。話聞いてるだけで疲れてきますがな。」
などと言いつつも、けっこう嬉しそうだったりする。(にやり)
腕にしがみつかれたり、首に抱きつかれたり、手を握られたり。
その度に鼻の下がのびてくるのがすごくって。
『バカとのは、シモネタばかり言って
下品だけど本当は違うんだろうな』と、
密かに思っていた私は、こんなに嬉しそうなバカとのを見ると
『あぁ、やっぱり男だったんだよなー。彼も。』
とつくづく思うのでした。
「たぬきちゃん」はアパートを探しているのだが、
なかなか良いところが見つからなくて
今、居候させてもらっているところをもうすぐ出なくてはいけない。
「バカとのさんのアパートに置いてもらえないやろか」と言っていた。
さすがにママが、
「それはまず、無理でしょう。迷惑だと思うよ。」
と、釘をさしていたが本気だったのだろうか?
どっちにしても、
「ばかとの」が「たぬき」をゲットするのは
時間の問題だと思う。
もだ、つづけますか?