短編
ルパンだぞー!
さーてと!
三波春夫先生のボーカルにのっていってみましょうか!(笑)
おめぇ!それ以上「気功砲」使うと死んじまうぞ!
天津飯!
覚えてますよね?
以前に登場したことのある「ルパンしゃんしぇい」。
今回も「あなたのクラリス」には、なれそうもないというお話・・・・。
「これ、夏子さんにお土産」
コンビニの袋をのぞき込むとタッパーとレンゲが入っていた。
「ありがとうございます。これ、なんですか?」
タッパーの中は水滴で見えない。
「天津丼だよ。僕が作ったの。
夏子さんに食べてもらいたくてさ、作ってきたんだ」
・・・・・・げげっ、これを食べろってか?
「わー!うれしい!天津丼って、大好きなんだ!」
(あんたの作ったものなんか食べたくないよ〜
なにか変なものがはいっていそうじゃん!)
この時は(運良く)、店が混んでいたので
「あとで頂きますね!」
と、にっこり。
結局、ルパンしゃんせいとは、その後も少ししか話ができなかった。
そのせいかつまらなかったようで、その時は早々に帰ってしまった。
店がひけた後・・・・
「こんなものもらっちゃった。
天津丼だって言うんだけど・・・
ママ、食べますか?」
「やっだー。気持ち悪い。捨てちゃえば?
でも、後で感想を聞かれたとき困るから味見だけしておいた方が・・・?」
「え?私が?味見?」
すっかり冷めた天津丼。
勇気を出してひ、一口・・・・。
まずい。まずすぎる。ごえ。
翌日、お礼の電話を入れたとき、
「すごーくおいしかったで〜す」
と、言いましたとも!勇気を出して!
「そう、それはよかった!
今度はカツ丼作っていくよ。楽しみにしててよ!」
「きゃーうれしいー!」
(た〜す〜け〜て〜!)
Copy 梅図先生
もーいや!こんな生活。