おくにさん
第1話
わたしは普段の姿を知ってるから・・・。
月を見ると変身するタイプね。
んー、地方のスナックでしか見ることの出来ないタイプだな。
下品の女王
彼女は、ママと同じ年。
はっきり言っておばちゃんだ。
とても明るくて、楽しい人なのだが・・。
ママから聞いた話。
ある日、おくにさんが彼氏と飲みに来た。
彼氏といっても、おくにさんには旦那がいるのに・・・だ。
ちなみに、当時の彼女は52・3歳だろうか。(やるなぁ!)
おくにさんが歌っていると、彼氏がいきなり
おくにさんのズボンを下げて、お尻丸出しにしてしまった。
(ぱんつもいっしょに下げた。パンティって感じじゃないよね(笑))
それでもおくにさんは、何事もないように歌い続ける。
前から見たい?
びっくりしたのは周りの人だよねー!
他のお客さん達は、目の飛び出る人、(ダルマじゃないよ)
3メートルくらい飛び上がる人、
失神する人、(あ、そんなやついないか)
ママは、おくにさんの後ろ姿しか見なかったそうだが、
前はどうだったのか、考えるだけでおそろしい。
「あたし、見てて恥ずかしくってー。
同じ年でしょ。いくら酔ってても
あんなことされて喜んでるなんて考えられない。」
52・3のおばちゃんのお尻見たい?
残念でした。彼女は今61歳になってしまいました。
旦那も亡くなって、彼氏とラブラブな毎日を過ごしています。