健太郎

第2話

この人、かわいそうと思います?


桃色健太郎

 

私は、彼について1つ疑問に思っていることがあった。きっと、皆さんも同じことを感じていたことと思う。

ある日、私は質問した。

そんなにHしたいなら、風俗にいけばいいじゃん。どうしていかないの。」

「あれは、お金だけの関係だろ。そんなのむなしいからさ。」と彼は答えた。(純情なんだ。彼は、心のふれあいこそを求めているのか!?)

「俺は、金を払ってまでそんなことをしたいとは思わない。」(ちょっと見直しちゃったな。けっこうまじめなんだ。)

「そんなことに金を使うくらいなら、その分飲んだ方がいい。」(????おいおい、それって違うよね。 だいぶ。)

彼とてこのままの状態が続いていいとはおもってない。

親からも「いつ結婚するんだい?」と実家に帰るたびに言われているらしい。

ちなみに彼の弟は、結婚している。

親を安心させたい気持はもちろんだが、「結婚」にもあこがれている。

「結婚したら、自分でごはん作らなくていいしさ、それに・・ふふふっ

「気持ち悪いなーなによーふふふって。」

「い、いや、毎日が楽しくなるべさ。俺、そしたら仕事がんばるよ。仕事だけは誰にも負けねー自信があるからさ。」

(うんにゃ、違う。いつでも好きなときにやれる。って思ったにちげーねーだ。)

言い忘れたけど、彼は、東北出身です。

「結婚したいけど、まず彼女をつくらねーとなぁ、だから、こういうところで女の子に声かけてんだけど、なかなか彼女になってくれる子いないんだよなー」

「なっちゃん、俺といちどつきあわねーか?」

「うれしい。」(一応お客さんだから、さからわずにこう答えとこーっと。)

「でも、私、健太郎さんのことなにも知らないのよ。もう少し色々お話して、お互いに分かり合ってからのほうがいいと思うわ。」

(そんな日は、永遠に来ないがな、ぐふっ。

「じゃーさ、とりあえず一回やってみるってのはどう?

「やってみるって、なにを?」

「そりゃあ・・・sex・・・をだよ。」

「やだよー!」思わず私は、大声をだしてしまった。

健太郎にいつ春はやってくるのか?

誰かたのむから、一回彼にやらせてやって欲しい。

このままじゃ、あまりにかわいそすぎる。(泣)

 

つづく  次回、話は佳境へ(笑)