恵子ちゃん
第3話
久しぶりに会ったんですよ。
どうなりますやら・・・
恵子の「いただきマルゼン♪ ホモソーセージ♪」
久しぶりに恵子ちゃんから電話があった。
「ママー、来週の月曜日に遊びに行ってもいいかしら?」
「もちろんよ。なに遠慮しているの?
おいしいものをたくさん作って待ってるからね」
という話があったのが、前の週の金曜日。
「友達も連れていくから、よろしくお願いします」
と言うところが少し引っかかるけど・・・・
「夏子ちゃん、こういう訳だから月曜日、来るわよ」
「友達?・・・彼氏・・・かもしれませんね」
「考えられるわね〜。
それじゃ、かもネギさんには連絡しないでおいたほうがいいわね」
そして、当日・・・。
恵子ちゃんは来た。お友達(笑)と。
その友達っつーのが(やっぱり男性でしたね)
さえない風貌のやつで、常におどおど、きょろきょろ。
座っている最中ずっと貧乏揺すりをしている。
少し「ヲ」が入ってるかな〜?ってかんじの人。
(恵子ちゃんはおもしろい人だって言ってるけど
彼女がもっとも嫌いなルックスのタイプじゃない。なんか変だなぁ〜?)
「で?恵子ちゃんはこのお兄さんとどこで知り合ったの?」
と、軽いジャブをだしてみる。
「飲み屋で。逆ナンしたんですよー」
(絶対嘘だー!!)
「マスコミ関係の仕事をしていらっしゃるんですよ」
(ふーん。新聞屋かぁ・・・。(注)
友達に敬語使うなんておかしいな〜。さては・・・客か?)
そのお友達がトイレに立った。
「あの人ね、田舎で何か悪いことをして東京に逃げてきたんだよ。
両足の太股に入れ墨があるんだけど、
『色が入ってないからだっせーの』ってからかうんだー。
時々電話がくるんだけど、もうーしつこくて」
「ふ〜ん。そんなかんじだね」
(やっぱ、客じゃん!私だって、男友達いるけど
生の太股なんて見たことないよ!)
そのお友達は、「用がある」と言って早々に一人帰ってしまいました。
「飲み足りないな〜。そうだ!かもネギさんを呼ぼう!」
って、予想通りの展開じゃん!
←やっぱりこうなりました(笑)