恵子ちゃん
第2話
マッサージ師として修行に励む女性の物語。
ぶーさんとの会話の中から光は見えるか!
恵子の「mov’in on with out you」
恵子「それでね・・私はお店の方針に従っているんだけど・・・」
(声がだんだん大きくなってきているよ。みんなに聞こえちゃうよ!)
「先輩達はお客ほしさに求められれば応じてしまうのよ」
(何に応じるの?って、決まってるじゃん!まじかよー)
「中には、後ろのほう(小声)を要求されてやっちゃう人もいるんだー」
(後ろって・・・もろきゅう?)
ぶー「あー、そうなの。あの世界も生存競争厳しいからねぇ」
恵「私は、本番は絶対しないよ。病気がこわいから」
(その様な問題では無い気がするけどー)
恵「でさ、よく右曲がりとか左曲がりっていうでしょ?
この仕事してわかったんだけど、けっこういるのよ。
まっすぐな人が!(笑)」
(さいてー)
「だいぶ慣れたけど」
(なれるなっつーの!)
「あのゴムの味だけはどうしても慣れないんだぁー。
ほら、ゴムの上から・・・じゃん。
おぇっ!ってなるんだよね。
まずいのなんのって・・・」
(ありゃ、上の口で味わうものじゃないでしょう!)
カウンターの隅で盛り上がっている二人の声に
ママ以外の全員が聞き耳をたてていたのは言うまでもない。
(といっても私を含めて4人だったけど)
ママはバカとのと、話に夢中になっていて
気が付かなかったらしい。
まぁ、バカとのは地獄耳だから、聞いていたようだったけどね。
どういう理由があるのか知らないけどさぁ・・・・
そりゃ職業に貴賤はないけどねぇ。
でも・・・「夏子さんもいっしょに食べて」って言われても、私・・・・
あなたのお箸が着いたものを
食べられないわ!
(ゴム臭そう!)