花王石鹸・真弓
第2話

月を遠くから見るとこの人の顔。(三日月)
月の表面はこの人の旦那の顔。わっはは。
(こんな事書くから嫌われるんだな!)


月、月を呼ぶ

 

真弓ちゃんと一緒に仕事をしていたのは8年前。

ちなみにその頃、カモネギは彼女に夢中だった。

(そうです。こんな以前からカモられていたのだ)

 

真弓ちゃんがやめることになったのは

「夜の仕事をしているとお嫁にもいけない」

と、彼女の母親が強く主張したからだ。

しばらく昼間のアルバイトをして生活していたが、

そのうちにまた夜の仕事に戻ってしまったのでした。

(お金が違うからねー)

新しいお店から昔なじみのお客さんに電話したそうな。

その中の一人がカモネギだった。

彼女のハートを射止めるべく

彼は、ネギ、鍋、豆腐、コンロ、うどん(島田屋)まで持って行ったとさ。

(おいしく食べられるとも知らずにね)

ところが、もう一人ライバルがいたんだな。

その人は足繁く通って、口説きまくり

とうとう結婚してしまったわけよ。

私と一緒に仕事していたときは

「あの人(今の旦那)だーいっきらい

 気持ち悪いし。

 世界中に男があいつしかいないとしても奴とだけは結婚しない」

って言ってたのに!

(ちなみに旦那さん、例えるなら顔面岩おこしみたいな顔をしてます(笑)

この人の例を見ているからカモネギも恵子ちゃんを諦めきれないのだ。

「もしかしたらボクも」って思っちゃう。

 

恋は盲目、あばたもえくぼ、努力すれば報われる?

人間、シンボーだぁねぇ。