カモネギ
第9話
かなりにつまってます。
いよいよ、話は別れる方向に?
あっ!つきあってなかったんだ。
怒りの恵子!
「結婚?」(いきなり!)
「どうしてそんな話になるんですか!
まだつき合ってもいないのに。
順序が違うでしょ。それに私はまだ結婚なんかしたくありません。」
「あっ、そうかー。ごめんごめん。」
「ただ俺は、恵子ちゃんと遊園地に行ったり、
映画を見たり、そういうデートがしたいんだ。」
「カモネギさん、さっき私が夏子さんと遊園地の話で盛り上がっていたからって・・・」
(そう、カモネギをほったらかしにして、二人ですごーく盛り上がってしまっていたのだった。
だから、自分だけのけものにされてやきもちをやいたのかも)
「たしかに、遊園地とかでよく遊んだけどそれは中学や高校の時の話ですよ。」
「今、この年になってデートするのに
そんなガキが行くような所・・・私はもう卒業したんです!」
「だってさ、俺はそんな所行ったことがないからさー」
「うそ。えーっ!しんじらんないー。」
(恵子ちゃん、きつーい。カモネギさん機嫌悪そうだよ)
「とにかく、私の親はとてもうるさくて飲みになんかなかなか出してくれないんです。」
(本当は全然うるさくない。恵子ちゃん、24歳の大人だし)
「ママのことを信用してるから、
此処なら大丈夫だろうって出してくれるのに
その信頼を裏切るようなことをしたら私、又勘当されちゃいますよ。
今親に勘当されたら仕事も住むところも失うんです。」
(彼女はいま、親の仕事を手伝っている)
「そうなったら、どうしてくれるんですか。
私はカモネギさんに会いたいと思って、こうして時間のあいてると時に電話してるのに。
そんな言いかたされたら、もう電話なんか出来ないですね。」
(恵子ちゃん、やるなぁ。話がだんだんややこしくなってきた。
彼女の剣幕にカモネギも押され気味だし。)