カモネギ
第14話
そして、恵子ちゃんシリーズ完結編!
まだ続くかもしれないけど(笑)。
わたしといふ現象は・・・・
銀河交流電灯のひとつの淡い明滅です・・・・
カモネギさん
「さけかねとてきてけんじゃ・・・」
カモネギ賢治「恵子と修羅」より
「恵子ちゃん 第4話」のつづきですよ!
恵子ちゃんから直々の電話をもらったかもネギ。
「いまさぁ〜(酔)うぃ!店に来てるんだけど、
これから来ない?一緒に飲もうよ〜」
(すぐ来いよー!五分で来い!私はあなたに賭けたんだから!)
の言葉に、かもネギは尻尾振って飛んできた。
でも、いくら家が近いと言っても、5分で来るなんて早すぎる。
奴の祖先は忍者だったんじゃないかな。
まぁ、おかげで私はビーフシチューをゲット!できたんだけど。
「よぉ〜ひさしぶりだね〜。元気だった?」
高鳴る胸の鼓動を押さえつつ(笑)結構、落ち着いたそぶりだったりする。
「アメリカ暮らしがずいぶん長かったみたいだね」
そうだ、恵子ちゃんはアメリカに行って来ると言って家出したんだっけ!
そんなシュチエーションさえも、すっかり私は忘れていた。
「うん。よかったよーアメリカは・・・・・
私、向こうで(蒲田?)中国の友達(お客?)が出来たんだ。
上海の人なんだけど、今度は中国に行こうかな。誘われてるんだ・・・」
(お土産はマカダミアンナッツをよろしくね)
3時間後・・・・・
「う〜酔っぱらっちゃった。
・・・・・・・ママ、あたし帰る」
「大丈夫?よかったらウチに泊まっていかない?」
「お、それは良い考えだ。僕の家に泊まるってのはどう?」
(全員が無視)
「ありがとう、ママ。でも今日はどうしても帰らなきゃいけないの。
お勘定して下さい・・・・・」
「け、恵子ちゃん、いいよ・・・ ここは、オレが払うから!」
(全員がにやり)
「それはだめ。今日は私が呼んだんだからサ、私が払います」
「いいよ、いいよ。気にするなって」
「恵子ちゃん、ここ払ってタクシー代は間に合うの?
今日だけ(いつもだっつーの)かもネギさんに甘えたらどう?」
「・・・・・すみません・・・・・
じゃあ、今度は私にご馳走させて下さいね!」
「うん、また声かけてよ。絶対だよ」
「はい」
(全員がため息)
なんていいお客さんなんだろう。