カモネギ

第1話

他のページでちょくちょくでてくるアノヒトです。
ほら、ナベかぶってる・・・(笑)
先に紹介しちゃったからなー。


恵子 命

 

カモネギ40歳。独身。結婚歴無し。童顔。

この方も「おさる」同様わりと古いお客さんだ。

いつもきちんとスーツを着て、酔っぱらっても特別スケベになるわけでなく、

説教するわけでなく、まぁ、扱いやすいと言えばそうなのだが、

店の女の子すぐスキになっちゃうんだな。

今夢中なのが「恵子ちゃん」

好きな女の子がいるとたくさんお金を使ってくれるので

恵子ちゃんはカモネギが来ると

「わぁー!カモネギさ〜ん!会いたかったわ〜

(会いたかったフリ)

「カモネギさんって、本当にかっこいいよね〜

(言ってるだけ)

「カモネギさん。だーい好き!

(ホントは嫌い。)

というように、思わせぶりな態度をずーっととってきた。

恵子ちゃんの前でいいかっこしたいカモネギは

「なんか飲みなよー。」

「ええー?うれしい。ね、夏子さんとママも一緒に飲んでいい?」

「何か食べる?」

「ありがとう〜。実はお腹空いてたんだ。

ね、ね、夏子さんも一緒に食べてもいい?」

と言うので、彼は(いやいや?)私やママにも

おごる羽目になってしまう。

こんな状態が1年以上続いているのだが

恵子ちゃんの電話番号も教えてもらえず、

ましてやデートもしたことがない。

それでも恵子ちゃんに愛されてると思っている。

普通、わかるでしょうー!

こんなに尽くしてるのに、デートもしてもらえないなんていうことは

”気がないんだ”

ということに。

恋は盲目ってか?