千葉ちゃん
第1話
ちょっと渋めのおじさん(見た目)。
会話も財布も渋いです。(泣)
謎のキーハンター
千葉ちゃんは、体育会系だ。若いとき柔道をしていたから。
白髪混じりの(本人は、ロマンスグレーと言う。) 口ひげが似合う、ハスキーボイスのおじさんだ。
「ぼくはね、今度 かいを作ったんだ。」
「なんの貝ですか?」
「お金をもうける貝。いや、会。絶対損はしないんだ。」
「まず、みんなで集まって、どういうことをしたらもうかるか考えるんだ。」
(ふむふむ。)
「そして、それを実行する。
だから、絶対に損はしない。」
(えっ?それだけ? それって会社っていうんじゃないの?)
「夏子さん、一口乗らない?」
「千葉ちゃん、会費はどうするの。」
「そうか、会費のことは考えてなかったな。そうだなー会費は、徴収する事にしよう。」
「本当に絶対損はしないの? もし損したらどうするの?」
「だってさ、儲かることしかしないんだから、損しないさ。」
「ふーん」(としか言えない。)
「ところで、会員は今何人ぐらいいるの?」
「今のところ、ぼくひとりだけ。」
私は、一応入会する約束をしたんだけど、、会費の請求が来てないから、入会してないことになっている。 請求が来たら?
1.笑ってごまかす
2.急にねむくなる
3.千葉真一のマネをする。はぁ〜
千葉ちゃんは謎だらけだ。自分のことはあまりしゃべらない。
「夏子さん、ボクは今研究していることがあるんだ。」ある時彼はこう言った。
「何をですか?」
「う・・・ん いや、あのね。この次来たとき教えてあげるよ。」
(だったら言うな。 そんなもん、聞きたくもないが、一応こう言う。)
そんなこと言わないで教えてください。」
「そんなに知りたいの? う・・んどうしようかな。やっぱり、この次ね。」
(もういいや。この次来ても、聞いてやんなーい。)