旭ちゃん
第5話

ごめんね。ごめんね。
お酒が言わせているんだよ。
この口が悪い!酒が悪いっ!
えいえいっ!


♪だ○こん皆兄弟♪

その日はめずらしく遅い時間に来てくれた。

「どうしたの?珍しいね。もうすぐ12時だよ?」

「・・・・」

あ、超酔っぱらってる。

どこでこんなに飲んできたのか知らないけど、

(困るのよねー、店の売り上げにならないじゃない)

トイレに行くにもまっすぐ歩けないじゃん。

しょうがないなぁー・・・・。

(と言っても介抱するわけじゃない)

「夏子さん、・・・・いくら?」

「旭ちゃん、まさか帰るんじゃないでしょうね?

 今来たばっかりじゃないの」

(ホント、もう帰った方が良いと思うよ。私も家に帰りたいしね)

「い、いや、ちがうよ、

 お、おだんごするのはいくら払えばいいの?」

「え?ごめんなさい、言っている意味がよくわからないんだけど?」

おだんごが食べたいってことかな?

ここは和菓子屋じゃないぞー。

おーい、起きてるかー?

 

「まいったな・・・  ういっ、だから〜、

 夏子さんとおだんごするのにはいくら払えばいいの?って・・・」

[おだんご・・・・・?」

って、おい!

そりゃ X X X X

(い、言えない)のことかい?

「やだー旭ちゃん、(汗)今日はどうしたの?(大汗)

 うちはスナックだよ。おだんごなんておいてないよ〜」

(わざとこんな風に言ってみる。話題が変わると良いけど・・)

 

「ちがうよ〜、なつちゃんと

 ××××!するのにはいくら払えばいいわけ?」

(涙&汗)

いくらもらったって旭ちゃんとはおことわりよ!

ばかやろー!