おしつけまショウ
◆理不尽だからしょうがないよね◆
左遷って出世って事?
渋谷営業所は青葉台の一等地だからね。
無駄な車一台分のスペースは痛いとふんでました。
(隣は当時ビギのビルだったかな?
すぐそばに美空ひばりの家、道路の反対岸の南平台の辺りには、
福田さんや三木さんの家、すげぇ!)
やっぱり電話があった。
「個人的に私が修理するから車を引き上げてくれ」って。
俺はさ、
「修理された車を持ってきて『解決が着かないから、私個人が直した』
っていうなら受け取れるけど、先にそんなことを言うのは卑怯じゃない?
OKできないよ」
間違ってないよね?
車が無くってこまっている俺に彼は車を用意してくれた。
この話しにのったのが間違っていたかなぁ。
九年物のコロナクーペ。(泣)
査定のない下取り車を廻してくれたのね。
まぁ、助かったよね。足ができて。
その数ヶ月後・・・・。
「車の調子どう?」
「うーん、駄目だなぁ、最近変な音するし」
「それじゃあ、早急に良い車を探して持ってくるよ。
私もまだこの仕事を続けて行くつもりだしね、
そういう車(下取りの車)なら何とかなるから。
どんな車が良いのかなぁ?」
「スポーツタイプのエンジンの車!」
「OK!わかった、探すよ。
ところで、私、ちょっと移動の対象に引っかかってるんだよ」
移動ってもしかしてあれかな?
「左遷・・・ってこと?」
「そう・・・で、Kさんの車のことが引っかかってるんですよ・・・」
「そう言われてもなぁ、困るなぁ。
動かない車を置きっぱなしにしているのは、それが俺の最後の砦だからだよ?
今でも俺は間違っていないと思うし、トヨタの対応には頭に来ているんだから」
「それは充分判っているんだけどさ、
私の家もご存じの通りで(ちょっと複雑なんです。書けないけど)
移動に引っかかるときついんだよ」
まったく弱みにつけ込むなぁ。
俺は人情家で、熱いハートの持ち主(ホント)だからね。
「で、処分したいって事なんだね」
「そう、またかわりの車は用意するし、そうしてもらえないかな?」
いやぁ、家族のこととか出されると弱いな。まあいいや!
たかだか二百万円の車だし!
OKしましょう。友達として。
しかし俺もここまでアマちゃんだったとは・・・笑っちゃうよ。
その後、この友達からは音沙汰無し。
サイレントサーヴィスって〈連絡しないのも奉仕〉って事?
くーっ!
ひょんな事から彼のその後がわかった。
(俺からは電話してないのよ。悲しいから)
2年ごとに来るカローラの車検のお知らせ(廃車はしていない)
に腹を立てながら、またその季節がやってきた。
1998年末に近い頃、一本の電話。
「こちら東京カローラ渋谷営業所の○○と申します。Kさんはいらっしゃいますか?」
「私ですが、何か?」
「あのー、新しくKさんの担当になりまして、
Kさんのカローラももう八年目ですので買い換えを考えていただこうと
お電話した次第ですが」
「本気で言ってるの?買い換えろってか?Sさんはどうしたの?」
「Sは千束営業所の所長になりまして、私が後を引き継がせていただきました」
「ふーん、そう。貴方が引き継いだのね?
引き継ぐならちゃんとSさんに俺のことを聞いてから電話してきなよ。
俺が怒っているのはわかります?」
「・・・・なんとなくですが」
「じゃあ貴方は俺の担当なんだから、Sさんから話を聞いてもう一度電話下さい。
必ず電話下さいよ!」
まあ、電話がないのは当然ですな。
しかし、いけしゃあしゃあとよく電話できること。(笑)
そんな電話がかかってくる非常識さにもびっくりしたけど、
Sさんのことの方がびっくりしたなぁ。
左遷はこわいです。いきなり偉くなっちゃいます。(笑)
所長になったって・・・・
それって左遷?
次回は教訓と対処法についてだな。