M電気の二人組 第一話 4月14日
某有名電気メーカーのサラリーマン。だいたい二人でくる。
年は40歳の部下、50歳くらいの上司というかんじかな。
上司のほうは、家を建ててまもないせいか、それとも性格か、
「けち」
最近携帯電話を買ったのだが、うれしくてしかたないらしく、《上司の方だよ》
かばんから入れたり出したり 入れたり出したり《こーいう単語に、いよーに反応するやつっているよね。》「ここをおすと話ができるんだ」「短縮番号も入れられるんだ」等々・・・
はいはい、よかったでちゅねー
私は携帯を持ってないんだけど、「今時携帯持ってないの?おくれてるなぁ」
《今時そんなんで喜んでるほうが 珍しいべ?》
「便利だよーおれが買ってあげようか?そのかわりつきあってくれる?」
しつこいんだ、これがまた。ふつうなら、こりゃ仕事だもの
いくらでもがまんして話につきあってあげるわよ。でも、「けち」だから、
私に、一杯ものませず、こっちはシラフなんだよ。
こりゃ地獄だねぇ。はやく帰ってくれー つづく。
M電気の二人組 第二話
M電気の二人組は(多分)上司と部下という関係。
今回は、部下について。
年は、40歳。未だ独身。どことなく皇太子殿下に似ているので、
「殿下」とよんでいる。
初めてウチで、カラオケを歌ったとき、自分では、
「私は、ハードロックやヘビメタ系ののりのいい音楽が好き」と
言っていたのに、実際歌ったのは
「新造人間キャシャーン」「コンバトラーV」「デビルマン」等々・・・
あらーアニメも好きなのねー
以来、のりのり音楽は一度も歌わず、アニメばっかり。しかも古いの。
私も何曲か覚えました。♪V・V・V・ビクトリー コーンバトラー 123♪てね。
スーツ姿のサラリーマン二人、アニメの歌ばっかりうたってるのも、ちょーっと異様?ってかんじ?みたいな?
《ああ・・おやじギャグはいってんよー いかんね。これは。》
ぶーちゃん
36歳 独身 バツイチ 自称「マザコン・遊び人」
メガネを取ると、高木 ブーににている。
最初の話題 テーマ「おれは、マザコンだ」
小学校の頃に、母親が亡くなってしまったので、
そのため 未だに(母親のように)甘えさせてくれる女性が好きなのだそうだ。
でも、自分でマザコンと言う割には
とても明るく、よくしゃべる。しゃべり続けてないと
死んでしまうのかしら?とこっちが思ってしまうほど・・・
自分の気持ちに忠実な性格で、思ったことは
すぐ口に出してしゃべりたくなるらしい。
いいことも、悪いことも。
健太郎
36歳、独身。清水健太郎似。《ちと、古いね。みんな知ってる?》
私は、この人にはかなり同情している。聞くも涙、語るも涙。
まあ、聞いてやっておくんなせえ。
とにかくもてない。彼女いない歴、もとい、Hしてない歴、なーんとおどろきの
11年。《もう、これだけで今、日本中で何人の人が号泣していることか。》
普通の男性なら、そーだなー 1ヶ月もご無沙汰ならば、
もやもやする人、いらいらする人、気が狂う人、さまざまでしょう。
さらに、追い打ちをかけるなら、この健太郎氏 前回のHが、
36年生きてきた中の ただ、唯一の貴重なキラメク一回だったらしい。
《ああ・・あたしゃ涙でキーボードがかすんできたよ》
さらに、さらに、言わせていただけるのならば、その幸せは、、、、
AV男優としての体験だったのぢゃ。つづく。