助ベエさん
(Eさんとしておこう)
第6話
皆様、お久しぶりです!
Eさんも、私も(笑)。
e−oneの次はe−jyan
その後もEさんは相変わらずスケベなこと(ばっかり)を言い、
ふらふらになるまで酔うというパターンが続いていた。
が、ある時を境に突然飲みに来なくなってしまった。
体調を崩し入院したらしいと、風の噂。
胃を悪くして手術したのだと奥さんは言っていた。
「もしかしたらもう飲めなくなっちゃったかもしれないねぇ」
「今頃どうしているかしらねぇ」
時々思い出してはママと話をするうちに、冬が終わり、春が来て・・・・
とうとう一年が過ぎてしまった。
「こんばんはー」
「Eさん!どうしたの?体は大丈夫なの?」
そこには、やせ細ったEさんが立っていた。
「久しぶりだよねー。入院したって聞いたから心配してたのよ」
Eさんは旅行中に激しい胃の痛みにおそわれたそうだ。
飲めば痛みも和らぐだろうと日にボトル一本半を飲む生活。
しかし、痛みはひどくなるばかり。
病院に行ったら、即入院。
検査すると胃ガンが見つかり、
「こりゃ、いがん!」と、そのまま手術。
胃を全部摘出したそうだ。
退院から10ヶ月・・・・・
久しぶりに飲んでみようかなと店に寄ってくれた。
げっそりとやせて急に歳を取った感じに変わってしまったEさんを
ママも私も本当に心配したのだが・・・・
「再発したら、もうダメかも知れないから・・・・
なっちゃん、一発どう?」
スケベはなおってなかった・・・・。
病院ではなおしてくれなかったらしい。
まだ続くの?