おしつけられまショウ
◆理不尽だなあ・・・ つらいなあ・・・◆
続きです。ひと月経ちました・・・。
いいさ、苦労するさ。
で、やっぱり苦労しています。
なんせ、「青空一人きり」(by井上陽水)だから(笑)。
5年前の「太平洋ひとりぼっち」と同じぐらい心細いね。
今、一番不安なのが、
「仕事、遅いんじゃないの?」と思われること。
すごく早いと思うんだけど、なかなか目に見える成果としてでてこないものだからね。
「あの人、部屋にこもって何やっているの?」
って声が嫌でも聞こえちゃう(笑)。
コンピュータに対するスタンスも一般企業とはちょっと違う。
なんせ事務の女の子が、
「今のやり方が一番わかりやすいのに、なぜシステムを変えるの?」
って反発するくらいだからね。
言いましたよ。
「コンピュータを使うのは便利な道具だからです。
そろばんから電卓に時勢が動いたように、
電卓からコンピュータに時勢が移っているだけです。
電卓、使っているでしょ?
今のあなた方の仕事量が半分になりますよ、使いこなせば!」
でもね、生理的に受け付けないみたいですね。
「間違えたらどうするのかしら?」だって。
手書きの計算の方が間違えるって(笑)。
今時、手書きの給与明細出す会社なんてないぜ!
少なくとも六十人から働いているんだから!
ま、そんなだから苦労しています。
仕事を始めてすぐに第一関門!
「すいません、これやって下さい」
「こんな電話がかかってきているんですが・・・」
んー、一人にしていただけませんか?
事務所の中に入った時、最初の朝礼で言ったでしょ?
「たぶん、画面に向かってしゃべっているときがあると思います。
そんな時は絶対話しかけないでね!」って。
お構いなしです(泣)。
戸を開けながら話しかけてくるんだから、気づくわけない。
二週間して言いました、社長に。
「たぶん、何年経っても、社長が考えているものはできないと思います」って。
でもね、今はまだいいんだって。
オレがこの仕事を理解するのがさきだって。
それから、事務の女の子にどんなにコンピュータが必要か教えることがさきだって。
じゃあいいや!
って思ったけど・・・・
悔しさもあったし、”見せる部分”も必要だろうって。
本末転倒だけど、
「一つの処理をその場で完了する、小さなデータベースをたくさん作る」
ことにしましたよ。
これで、どんなに便利な道具かわかるでしょ?コンピュータが。
手始めに「給与計算」だっ!
日給月給の計算だからね、大変なんですよ。
(ちなみに今までは3日かかっていた)
仕事の種類によって日給が違うし・・・。
「手計算との差を見せてやる」って思ったけど結構大変だった。
残業の単価まで仕事の内容によって違うんだもん。
当然、人によっても値段が違う(泣)。
でも、五日で出来たから良い方か!
ほとんど出来上がったところで、担当の人(社長の奥さん)から言われたのよ。
「こういう計算式で雇用保険料も出せるわよね?」
「出せます!」
「加入している人と、いない人がいるんだけど大丈夫よね?」
「大丈夫です!」
出来れば作っている最中に言って欲しかったよね。
上の会話が、5月1日。
あれ?明日からゴールデンウィーク?
給料の締め日は月末でしょ。
給料日は・・・・10日でしょ?
・・・・・時間がないやんけ!
いいよ、家でやるよ!半日もあれば出来るでしょ。
明けて5月2日、家のコンピュータが「フリーズ」。
その日は復旧ならず。
原因判明!ハードディスククラッシュ!
5月3日、Tよりハードディスク来る。でも夜(泣)。
3時までかけて、98をインストール。
(ちなみに、謎の9800互換EPSONマシンはDOS/V機になりました)
5月4日、ソフトの構築。(なぜ丸一日かかるかは秘密(笑))
5月5日、イベントでTと飲む。なっちゃんもいっしょ。
悪いね、Tちゃん。付き合わせて!
酔っぱらっていたのに。
おかげで「立派なソフトになりました!」
で、なんとか間に合ったと思ったら・・・・・
5月6日、担当の奥さんは来ない!
社長と伊豆に旅行中。
午後2時に会社に来ました。
「給料の計算は明日にしましょうね」
5月7日は金曜日、「間に合うのかい?」
まぁいいや!そのためのプログラムじゃん!
現金の用意はオレの仕事じゃないよ!
続けましょうか?